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ベグレリがテレビに出た件について

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2024年4月21日、歴史的出来事がありました!(大げさ!?)

名古屋テレビ「超町人チョコレートサムネット」という番組に私が出演しました。それも「ベグレリの人」として。

私の知る限りでは、日本のテレビで初めてベグレリが紹介された瞬間でした!

ベグレリをテレビに送り出すことが出来て、本当に感慨深く、嬉しかったです。

今回はこの件について少し書いてみようかな。

どんな番組?

今回出演した番組はお笑い芸人チョコレートプラネットさんの番組です。

超町人!チョコレートサムネット - 名古屋テレビ【メ~テレ】

超町人!チョコレートサムネット - 名古屋テレビ【メ~テレ】

一見普通の人だって“サムネイル”になるような特別なナニかを持っているハズ。町の人たちの人生を掘り下げて「サムネな一面」=「ここにしかない笑いと共感」をお届けするバラエティ『超町人!チョコレートサムネット』毎週日曜 夕方4:25~放送!


公式HPの番組説明を引用してみます。

日々町で暮らす一見普通の人でも、サムネイルになるような特別な何かを持っているはず…。この番組は、2組のサムネハンター(調査隊)が東海地方の様々な町を訪れ、出会った人々の“サムネイルになりそうな要素”を発掘!「超」がつくほど個性的な「町」の「人」をこの番組では「超町人(ちょうちょうじん)」と呼び、自分自身も気付いていないかもしれない魅力的な人生をサムネイルで紐解く“人類総サムネ化バラエティ!” https://www.nagoyatv.com/chocothumb/より引用)

私が出演したのはこちらの回です。 (チョコプラのお二人がベグレリを触っている様子が掲載されていています!)

思ったこと

ベグレリの扱い方について

やはり、番組としてのベグレリの扱い方は「よく分からないもの」、そして自分は「よく分からないものを極めた人」になりましたね。このあたりは、けん玉の世界一として某TakuyaくんがTV出演していたときなんかと比べると対照的です。一般の人がその道具・競技を知っているか知らないかという点は大きいと思います。

ただ、ベグレリが「よく分からないもの」として捉えられたことを否定的には思っていません。タレントさんも番組制作スタッフの方も、「よく分からない」ベグレリに対してある程度のリスペクトを持ってくださっていたように思います。現代のテレビ番組は、何かを馬鹿にするような構成をとることもあるように思いますが、それなりにちゃんと取り扱ってくれました。

ベグレリやってみませんかのコーナーについて

実はスタジオ収録時には、チョコプラのお二人に基本的な技(2finger wrapやslip、weaveなど)をお教えしてベグレリで遊ぶというシーンもあったのですが、放送ではカット。ちょっと難しい技として紹介したGap transferという技に挑戦してもらい「出来ない!難しい!」というところがフォーカスされて放送されました。

番組の構成上、そのシーンがベグレリの難しさを視聴者に伝える役割を担っているのだと思います(その後私の技披露の時間に入るため)。

ただ、(一介のベグレリ好き個人の思いとしては)、ベグレリって意外と簡単で手軽かも?っていう点がフォーカスされたら嬉しいなと思います。簡単な道具だけど、奥が深いんだよ的な感じで。いつかそういった形でもベグレリが脚光を浴びる日が来ると嬉しいなと思っています。

得意技、スゴ技、何やるのか問題

今回「スゴ技披露」的なコーナーがあり、自分の得意なバタフライ系統の技を行いました(バタフライ→トス→バタフライ→チェダー)。出来るだけ派手になるようにと思い、エアリアルを取り入れたフローにしてみました。が、カメラの撮影が追いついておらず上手く技を撮影できていなかったように思いました。手元系の高難易度技をやったほうが、カメラにきちんと難しいことをやっている様子が収まってよかったのかもしれないなと思ったり。。。

今回は自分だったけれども

日本には、誰もが認める世界トッププレイヤーであるどれさん、世界一(SGO2021優勝)に輝いたこともあるふっそさんなど、(テレビ的に取り上げられやすい)結果だけ見ても自分より上の方がいます。その他にも上手いベグレリプレイヤーは(実は)何人もいます。ぜひいつか他のベグレリプレイヤーの方にも取材が行って、メディアに出る機会があったりするといいなぁと思います。

ベグレリのようなマイナーな競技は、特定の人ばかりメディアに出ていると、その競技に対する一般的なイメージが現実を反映しない個人的、部分的、断片的なものになってしまい良くないと思っています。

どういうことかと言うと、、、例えばあるマイナー競技Aがあるとして、その競技者〇〇さんだけがメディアに引っ張りだこになるとします。すると「〇〇さん=A」というイメージから、いつしか「A=〇〇さん」というイメージが定着してしまいます。Aという競技にはプレイヤーによって様々なバリエーションがあったりしても、一般のAに対するイメージは〇〇さんのプレイスタイルに固定されてしまいます。

これは、マイナー競技が出来るだけ正確に世間一般に伝わってほしいという観点からしても、競技のロールモデルの適切な設定という観点からしても、よろしくないものだと思います。

今回、たまたま縁あって私がベグレリの人としてテレビに出演することになりましたが、いつかテレビや他のメディアなどで他のベグレリプレイヤーが出演したらいいなと思っています。というか、自分がそういうのをたくさん見たいし。

おわりに

私自身、弟がとある競技で結果を残して、一時期テレビの取材をたくさん受けていたことがありまして、私も弟についてのコメントを求められたりすることが多くあり、テレビの撮影自体については特に何とも思っていませんでした。

ただ、ベグレリをテレビに送り出せたことについては(一人のベグレリ好きとして)とても嬉しく思っています。私自身は、別にベグレリが流行って欲しいとか、ベグレリの認知度向上を図りたいとかって思っているわけではありませんが、好きなものを好きなものとして、人様に紹介されているのを見るのは、なんだかとっても嬉しいものです。

今後もベグレリがなにかの媒体に掲載される機会があると嬉しいなと思っています。

それでは今回はこのあたりで。