ベグレリを始めて数年が経ち、手元にベグレリも増えてきました。(←勝手に増殖したみたいに書いているけど買ったりプライズとしてもらったりしているだけ)
せっかくたくさん持っているので、各ベグレリについてちょっとずつレビューをしてみようかなと思います。紹介順は私が手にした順です。
レビューのようなもの
ITACHIDESIGN ID-MMM
プラスチック製でビーズは大きめ。重量は片側9.5gとちょうどいい重さ。重心はややボトムヘビー。大きめで手にあたってもあまり痛くないし、ボトムヘビーで振りやすいので、初心者の方にすごくオススメ(実際私も初めて購入したベグレリがMMMで、ずっとMMMを使って練習していました)
ITACHIDESIGN ID-ONE SS
ステンレス製でビーズは小さめ。重量は片側12gと重い。ビーズの小ささと相まって密度感が高い(詰まっているように感じる)。重心はややトップヘビー。特殊なビーズの形状により、グリップのしやすさと指間移動のしやすさが両立されている。ただ、側面が底に向かってすぼまる形をしているため、bead rollのようなビーズの側面を挟む技はやややりづらい。
aroundsquare mini hypes
チタン製でビーズは小さめ。重量は片側8.9gと標準的。重心はボトムヘビー。よく考え抜かれた形状をしており、ホールドのしやすさ・挟みやすさ・重量バランス・指間移動のしやすさがすべて優れている。個人的にはかなりの名機だと思うし、初心者から上級者まで誰でも使いやすいと思う。
aroundsquare mini titans
チタン製でビーズの大きさは標準的。重量は片側9.6gとやや重め。重心はややボトムヘビー。形状・バランス・重さ・大きさなど「至って普通」という感触。The・ベグレリというモノが欲しい人や初めてのベグレリにはおすすめ。
aroundsquare Hardcore(boss) + Micro Standard(brass)
真鍮製のコアとデルリン(と呼ばれるプラスチック)製のシェルで構成されたベグレリ。ビーズの大きさは大きく、重量は片側12.7gと重め。ビーズの大きさゆえ基本的な技はやりやすいが、発展的な技はやややりづらい。また重いため長時間使うと疲れる。しかし、デルリン製のシェルは遠くからの視認性バツグンで、パフォーマンスなどに最適。
aroundsquare sigmas
チタン製でビーズは小さめ。重量は片側7.6gと軽量。2分割型のビーズになっている。重心は、結び目が露出するタイプのため結び目を含めるとトップヘビー。分割型ビーズのため、失敗して手に当たったときの痛みが少ない。重量の割にはしっかり振り心地が感じられる(分離型というのが影響しているのだろうか?)。軽量で分離型ビーズとクセがあるが、ビーズが小型で指間移動などもやりやすく、側面は平らでホールドしやすいため、難しい技がやりたくなってきたときなど、2つ目以降のベグレリに最適だと思う。
aroundsquare deltas
チタン製でビーズはやや大きめ。重量は片側8.7gと標準的。重心はトップヘビー。重量がビーズの頭の部分(紐の付け根の部分)に寄っているので、ビーズの大きさの割に小回りがきき軽快に振ることができる。縦長のシェイプのためbead rollなどのときビーズのホールドがしやすい。個人的お気に入り。
aroundsquare mangas
チタン製でビーズはやや大きめ。重量は片側8.2gと標準的。重心はボトムヘビー。重量がビーズのお尻の部分(下側)に寄っているため、しっかりとした振り心地が感じられ、重さとスピード感のある感触。上のdeltasと兄弟というイメージ。トップヘビーが好きならdeltas、ボトムヘビーが好きならmangasを選ぶのがいいかと思う。
aroundsquare mini standard titanium 2024
チタン製でビーズは小さめ。重量は片側6.2gと軽量。ビーズの重量バランスが良くわからないくらい軽量。非常に軽快な振り心地で小回りもきくため振っていて気持ちいいが、軽いためロール中などに飛んでいきやすく繊細なコントロールが必要。個人的にはこのベグレリは技の練習用というより、ある程度ベグレリの技術を身につけた人が気持ちよく遊ぶためのモノかなと思う。
備考のようなもの
ボトムヘビーのベグレリ(例:mangas)は、ベグレリの端に重心が寄っているので、少ない力でも遠心力がかかりベグレリ自身の力で回ってくれる。そのため、技の終了時にビーズを完璧にホールドできていなくてもベグレリ自身の回る力によってそれが修正される(引っ張られる)ため、技がやりやすい。
トップヘビーのビーズ(例:deltas)は、指で挟んだときに指に近いところに重心が寄っているので、ボトムヘビーのベグレリで感じられる「ベグレリ自身の回る力」は感じづらい。自分できちんとベグレリを回す力を加える必要がある。逆に自分でベグレリの動きを調整しやすく、結果的に小回りがきく感触となる。
ベグレリは紐が劣化したら交換する必要がある。交換の手間を考えると、分離型・結び目露出型であるsigmasが最も交換が楽(ビーズの上下がないため4つのビーズに紐を通すだけでいいから)。そのため私は家での練習や普段の手慰みにはsigmasを使用することが多い。
個人的には最近はトップヘビーのベグレリを好んで使っており、sigmasとdeltasの使用頻度が最も高い。しかし少し前はID-MMMやmini hypesのようなボトムヘビーが好みだった。このように習熟度やその時々の気分によって好みのベグレリは変わることがある。だから気になったものはすべて手に入れるのがいいのだ!(←!?)
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