編集

けん玉動画編集の(個人的)お手本

私は、スキルトイを触りはじめてかれこれ10年くらいになるのですが、

最近、けん玉動画の撮影をすることがあります(稀にけん玉以外の動画も…)

けん玉をプレイしている様子をおさめた動画を、業界では「EDIT(エディット)」と呼んでいます。

この記事では、動画撮影も編集も素人の私が、EDITをつくるときに参考にしている”教科書”のような動画をいくつか紹介します。

もくじ

EDITってなんじゃらほい

けん玉界では、EDITとは、かっこよく編集された一本の動画を指します。

たくさんの技を撮影して、(技ではないお洒落なカットも撮影して)、それらをかっこよく繋げて一本の動画にします。

その動画がEDITです。

けん玉ブロガーのo-toshi-dama氏によると、「けん玉カルチャーの真髄はEDITにあり。」とのことです。(本当に同感です)

けん玉沼のハマり方 - マテオチャンスを知った時、DAVE MATEOはもういなかった

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「アメリカのけん玉ブランド、Deal With Itのメンバーがただただ雑談している番組(ここまで何も見ないで聴かないで書いてるけど多分紹介文として一言一句間違ってないはず)、DWIラジオ*1」を聴いていたら、気になる話題に。 要約すると、初心者の方向けにいろいろ情報を発信するサイトが必要なんじゃないか、みたいな話。 コゾロフさんがやってたけん玉タイムスもなくなっちゃったしな… すぐ細かい話ばかりしたがる当ブログの役目じゃないとは思う。 でもプロになれるわけでもない一般のダマーおじさんなんてみんな「永遠の初心者」みたいなもんだ。 同僚や隣人がちょっとけん玉に興味を持ってくれた場合にオタク気質な…


そう、EDITとは、プレイヤーのとっておきの技と編集者のセンスがこれでもかというほど詰まった、超絶濃いぃぃものなのです。


そして、世の中にはKendama Editが大量に存在しています。特にYouTube上。

けん玉大手メーカーのチャンネルだったり、有名プレイヤーの個人チャンネルだったり…

「All Girl's Kendama Video Contest」という、けん玉動画コンテストの応募動画もたくさん…

このように、EDITはけん玉浸透している文化(カルチャー)なのです。

私が編集したEDIT

それではまずは、私が編集した動画をご紹介します。

え?「参考にしている”教科書”のような動画を紹介」してくれるんじゃないの?

って思った方、そうなんです(何が?)

私が動画を編集するときに参考にしている”教科書”動画をまとめて紹介して、その後、私が実際に作った動画をご覧いただこうと思っていたんです。

でも、そうすると、一流の動画を見た後に最後三流(=私)の動画を見て記事が終わるっていう流れになってしまいます。

後味、悪いですよね。。。

BBQするときに、安い肉と高い肉両方買ってきたら、まず安い肉を焼いてから、その後高い肉食べますよね?

もしくは、スーパーのウインナーの試食で、食べ比べが出来る時、はじめに一般的なものを食べてから、その後高級品を食べて「やっぱ高いだけあるなぁ~」って気持ちになりますよね???

そういうことです。

(食べ物の例えばかりなのは、執筆時空腹だったからです)


話が脱線してしまいました。

気を取り直して、私が編集した動画をご紹介します。こちらです。

Instagramの埋め込みだと動画が見にくい方もいると思うので、一応同じ動画を直接埋め込んでおきます。


半年以上前に撮影した別の動画も置いておきます。


参考になりそうな動画たち

ここからは、こういった動画を作る上で参考になりそうな”教科書”的な動画を紹介します。

「参考にした」と言うと「えっ、お前、こんな素晴らしい参考にしたのにこの程度の動画しか作れないのかよ」と言われてしまいそうなので、あえて「参考になりそうな」としています。(たぶん、気にし過ぎ)

あと、世の中に存在するけん玉動画の中には、「そんなの機材揃ってなきゃ無理じゃん!」って動画*1も多く存在します。今回は、一般的な機材(カメラと三脚)で撮影し、素人が編集することを想定した上で、参考になりそうな動画を選びました。

普通、ドローンやらジンバルやら外付けマイクやらレフ板だなんて持ってないからね。欲しいけど。

それでは、行ってみよう!

KENTARO YOSHIZU


現在はsweetskendamas というけん玉メーカーのチームメンバーとなっているKentaro Yoshizu氏の動画。

撮影・編集は、自身もKromKendamaというけん玉メーカーのチームに所属するなど一流のプレイヤーながら撮影・編集までこなす、Soma Fujita氏。

いや~、かっこいい動画。技が独創的で面白い。そして編集は超カッコいい。けん玉以外のカットがいちいちお洒落。

インサートカット多めで、テンポを作るんですね。勉強になります。

MTのジムニーって、また良いですね~

feat. NONOKA KYODO


プレイヤーはSweetsKendamasのチームメンバー、Nonoka Kyodo氏。

撮影・編集は、先程の動画のプレイヤーだったKentaro Yoshizu氏。

カメラワーク、スローの使い方など、勉強になる点が非常に多い動画。

ALL GIRL'S KENDAMA VIDEO CONTEST 2021 -Nowa-


けん玉女子の動画コンテスト「All Girl's Kendama Video Contest」の出場動画。

プレイヤーは、超有名けん玉プレイヤーのNOWA氏。(当時は無所属。現在はSOL Kendamas 所属)

撮影・編集は、誰が行っているかは分かりません。(おそらくNOWA氏のお母様と勝手に思っています)

NOWA氏の朗らかで可愛らしい雰囲気と、動画の雰囲気が見事にマッチしています。

「参考になる」動画を集めようと思ったのですが、これはあまり参考にならないかも…

なぜなら、エフェクトの雰囲気も、カメラワークも、全てNOWA氏の可愛らしさによって成り立っているものだから。動画のテクニックだけ真似しようたって、この動画は作れない。

でも、被写体に合わせた技術の使い方が重要であることを認識させてくれる、という意味で参考になりますね。

ALL GIRLS KENDAMA VIDEO CONTEST 2021 - YUA


上と同じく、「All Girl's Kendama Video Contest」の動画。

プレイヤーはKromKendama所属のYua氏。

カメラワーク、カットの使い方、音楽の使い方…

もちろんけん玉の技術も含めてすべてが高レベルで、まさに”教科書”。

All Girl's Kendama Video Contest2021 Yuuka


けん玉のEDITは、カッコよく、お洒落で凝った編集するもの、という常識を吹き飛ばす動画。

音楽はなし、余計なエフェクトもなし。

純粋に技と、擬音語を視聴者に伝えるストレートかつダイナミックな動画。

編集技術がちょっと上がってくると、色々なエフェクトを使えるようになってきます。

色々と使いたくて動画がうるさくなってしまいがちですが、できる限りシンプルにプレイヤーの良さを引き出すことが大事なのです。

Mizuki - Chill Day in Chiba Kendama Edit


SOL Kendamasの動画。プレイヤーはSOLメンバーのMizuki氏。

私は個人的にこういう雰囲気の動画が好き。

エッセンスをギュッと凝縮してあって良いですね。

けん玉をアップでフレームアウトせずに追うことが出来ているのが凄い。この激しい上下運動を追うのは、カメラマンもかなりの負荷がかかるだろうなぁ。。。


以上!

このラインナップを見てお分かりの通り、私は1分~3分くらいの、短めでギュッとまとまった動画が好みです。

また、そういう動画を作ってくれと言われることが多いので、自然と短めで濃度高めの動画をよく見ています。

これからもこういった動画がもっと増えていくと嬉しいなぁ…

個人的にはネタに全振りした動画*2もたくさん見たい…

終わりに

私は、動画撮影がある度にYouTubeでけん玉の動画を見漁っています。

たくさんの動画を見ていて、たくさんの動画に影響を受けていますが、特別大きな影響を受けたり、勉強になる動画をまとめてみました。

こうしてみてみると、「シンプルに」「飽きさせないように」というのが重要なんじゃないかなと感じます。

実は最近、Vlog的な動画を作ることもあって、そういったときにも生かせるかなと思ったり思わなかったり。



お洒落でかっこいい動画が撮影・編集出来るようになれると良いなぁ♪


おしまい


*1:例えば、こういうやつ。超かっこいいけど、空撮なんて無理やん、普通。


*2:こういう動画。すべて本当に名作だと思う。何度も見返した。

ガールズけん玉ビデオコンテスト応募作品

ガールズけん玉ビデオコンテスト応募作品














ホントに最後の最後に、せっかくなので、私が作ったVlog的な動画もこっそり置いておきます。まぁ、たぶんこんな下の方まで読む人はいないでしょう。