今年もベグレリの世界大会「SlingSlam」がありました。
参加したので、それについて。
SlingSlamとは…
ベグレリの世界大会です。
主催はスキルトイ等のメーカーであるaroundsquare。
ベグレリ以外にもいくつかの部門がありますが、メインはベグレリ。
2019年から毎年夏に開催されており、多くのトッププレイヤーたちがしのぎを削る。
一方で、様々なレベルのプレイヤーが楽しみながら参加できる、裾野の広いイベント。
詳細はこちら。
aroundsquare公式サイトの英語を読むのがキツいという方に朗報です。ルールを翻訳(意訳)してくださっている方がいます。この方のブログ主さんに多大なる感謝と敬意を表して。
この記事では、ベグレリ部門について書きます。
SlingSlam2023(ベグレリ部門)の結果
1位
今年の1位は、@dorezzzzさんです!!!
両手を使った、えげつないフローを見せてくれました。
美しすぎる…
この人、重力操れる特殊能力もってるよ、絶対。(ってくらい上手いんです)
2位
2位は@keitxro_さん。
これまた美しすぎるフローです。
スピード感もあるし、zero G(地面に対して水平にベグレリを回す動き)でエアリアルなんて、どうなってるの???
3位
そして今年の3位は…
なんとなんと、わたくしなおなりです!!!
この結果に、本人が一番驚いています。嬉しすぎます。ここ数年で一番嬉しかった出来事かも。
技の密度やスピード感、難易度は上位御二方と比べると全く歯が立ちません。
が、トッププレイヤーがあまりやらないような個性的な(=変な)技ばかりを30秒間に詰め込みました。
私の提出動画解説(?)
私が今回SlingSlamに提出した動画はこちらです。
撮影環境
撮影環境は、
カメラ:GoPro HERO8
暗幕をベッドに敷き、その上で撮影しました。
(暗幕はこちらの記事で紹介しています)
撮影後、色調補正をかけて、背景が黒く潰れるよう調整し、手とベグレリがはっきりと見えるように心がけました。
撮影環境も評価・順位に関わるらしいです。
技
技は、基本的に去年のSlingSlamから一年間で出来るようになった技を中心に詰め込みました。
まずはチェダーとクロスさせるやつ。
その後腕をコロコロ。このあたりの技は去年出来るようになった技。
そして、Open Palm系のトリックを入れました。
両手で交互にはじく技をキレイに見せるのに結構苦戦しました。
その後、親指を軸に両側のビーズを振り、人差し指で引っ掛ける。
空中にベグレリを投げ上げ、手の甲で止めて戻す。
最後にバタフライを10回ほどやって、チェダー。おまけの手の甲乗せ。
撮影裏話
大会出場動画を撮影しようと思っていた頃、コロナに罹患してしまいました。
熱はすぐ収まりましたが、体はだるく、喉が痛い状態が続いていました。
治らない体調、迫る締切…
とりあえず、毎日抽選の参加者プライズが当たらないかなと、体調は悪いながらも、早めにMKUltrasの動画を撮影して投稿しました。(結果、プライズが当たりました!)
なんとなんと、当たったのはジルコニウム製のナックルボーン! 私は詳しくないのですが、貴重で、超高価みたいです… |
その後、少しだけ体調が回復したところを見計らって、ゴリ押しで撮影!半日ほどかけて提出用ベグレリ動画を撮影しました。
(今はすっかり元気です)
雑記
その1
ベグレリを始めて2年。ほぼずっと一人で遊んできました。生でスリンガーさんと交流するなんてことはほとんどなく…
なので、今回ベグレリ部門で3位に入賞できて、業界に認めていただけたような気がしてすごく嬉しいです。
ただ、自分と今年の入賞者・過去の入賞者を比べると、やはりレベルに差があります。
(過去の入賞者の動画はこちらにまとまっています)
基礎力や技術力はトップ二人や他のプレイヤーと雲泥の差があることは自分が一番よく理解しています。
特に、上位二人の動画と私の動画を比べると、明らかに技の密度が違います。難易度を度外視して手数だけ比べても圧倒的に1位、2位の方の方が多いです。
SlingSlamは30秒以内という時間制限があるため、その中でいかに見せ場をつくるか、という意味ではスピード感・技数・手数の多さは非常に重要になってくると考えられます。
現代のヨーヨーなんかがまさにそんな感じですよね。(ヨーヨーあまり詳しくないんですが、大会では演技時間内に技数を稼ぐことが成績を上げる方法となっているようで、我々素人が見ていても理解できないくらいの速さで技が行われています。)
SlingSlamトップ層は、眼を見張るようなとんでもないビックな技をフローに組み込むと同時に、技の密度を上げる・余計な動きを排除することも必要であると実感しました。
その2
なぜ私が3位に入賞できたのか。
おそらくですが、他のスキルトイにも触れてきた私は、他のスリンガーがあまりやっていないような技を動画に収めました。その変な・変わったことが評価されただけなのではないかと。また、入賞常連者が今年のベグレリ部門に参加していなかったことも、今回の私の結果に繋がったと思います。少しネガティブな書き方になってしまっていますが、これがおそらくリアルです。
来年以降も同じようなフローで満足してしまっては、それは所謂「一発屋芸人」のようになってしまい、すぐに飽きられてしまうと思います。
なので、これからも新たな技を追求しつつ、自分に足りていない基礎力や技のバリエーションを身につけていきたいと思います。
もちろんベグレリはあくまでskilltoys、つまり”遊び”です。
楽しみながら、これからも精進したいです。
その3
色々書いてきましたが、私は今、とっっっっっっても嬉しいです。
私がベグレリを始めたのは、今からちょうど2年前くらい。その年のSlingSlamが終わった直後くらいでした。Instagramでベグレリの情報収集をはじめてすぐの頃、ベグレリの世界大会が開催されていたことを知り、aroundsquareアカウントの結果発表を見て、「自分もいつかここに名前が載ったら嬉しいなぁ…」と思っていました。
ベグレリを始めてから、ベグレリがきっかけで様々なスキルトイに興味を持ったり、国内外たくさんの方とSNS上で知り合うことが出来たり…。ベグレリは私にとてもいい経験をもたらしてくれました。
そして、ベグレリを始めて2年後、ちょうど2年前に技も採点基準も何も分からないながらも「カッコいいな~」と憧れていたSlingSlamの舞台に立てて、そして入賞できたこと、本当に嬉しいです。aroundsquareの結果発表の投稿に自分のアカウント名が書いてあるのを見たときは、泣きそうになりました。
何事も、楽しく続けていればいいことがあるもんですね。
これからも、ベグレリが好きな限り、楽しく続けていきたいと思います。
界隈の皆さん、これからもどうぞよろしくお願いします。
という、大会の振り返りをしていたはずが、よく分からない結論に至った一貫性のないブログでした。
嬉しいことがあると、まとまらないのは、しょうがない。(という言い訳)
おしまい。
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