今やSNS全盛期。ほとんどの人がSNSを使っていると思います。
SNSはスキルトイやジャグリングと相性が良くて、多くのプレイヤーが他のプレイヤーと交流するツールとして使用しています。
今回はSNSについて、特にFediverse(後述)について、ちょっと語ってみます。
そして、将来的にスキルトイ・ジャグリングプレイヤーが使うSNSがこうあってほしいという妄想を(結構具体的に)語ります。
長くなりそうなのではじめに言いたいことを言っておこう。プレイヤーの皆さん、Fediverseを始めよう!そして、いつかはスキルトイやジャグリングのテーマサーバーが立つことを願おう!
さて、それではここからメインコンテンツです。
現状
スキルトイ・ジャグリングプレイヤーによく使われるのが、InstagramとX(旧Twitter)だと思います。
プレイヤーがSNSを使う際の使用用途としては、Instagramは主に写真や動画を投稿する場、X(旧Twitter)は(時に動画の投稿とともに)短いテキストによってつぶやく用途で使用されているように思います。両方のアカウントを持っている方は何となく分かると思うのですが、雰囲気が少し違います。Instagramはどちらかと言うとキラキラした世界で、完成形を投稿する雰囲気。Twitterはどちらかと言うとマニアックでオタク的な世界で、投稿者の素に近い部分が出ている雰囲気です。(個人の感想)
というかそもそもInstagramは写真や動画などのメディアを共有するためのSNS、Twitterは短文で「つぶやく」ためのSNSという、元々の用途が違いますから、上記のような雰囲気の違いは生じて当然と言えます。
ジャグリングをやっている方はTwitterを使っている人が多い印象がありますね。
そして、私が今回語りたいのは、Twitterのような、短文投稿型のSNSについてです。
「Twitter有料化?」なんていうことが話題になっていたりもしましたが、ここ数年TwitterがXとなってから、仕様が色々と変更されています。私にはそれが一概に全て改悪なのかは分かりませんが、コロコロ仕様変更や方針変更があると、今後も使い続けることが出来るのかなど、少々不安になることもあります。
情報収集や交流に欠かせない、短文投稿型のSNSについて、色々と妄想をしてみることにします。
といっても、聞き慣れない人には聞き慣れない用語のオンパレードになりそうなので、それほど詳しくはないながらも丁寧に用語の解説をしてから、妄想の世界に入りたいと思います。
まずは説明から…
Fediverseとは
ところで皆さん(唐突だな…)、Fediverseって聞いたことありますか?Mastodonとか、Misskeyとかは?
うんうん。あまり知らないようなので(決めつけるな)ここで少し説明させてください。知ってるよという方はこのセクションは飛ばしてください。私も全然詳しくないので超簡単に、できるだけ分かりやすくまとめます。
ちょっとイメージしてみてほしいのですが、、、
世の中には色々なSNSがありますね。Facebookとか、Instagramとか、Twitterとか。これらはそのサービス内で気になる人のアカウントを見つけ、フォローします。フォローすると、自分のTLにフォローした人の投稿が流れるようになります。ここまではあたり前田のクラッカー。
FacebookでTwitterのアカウントをフォローすることができたら、SNSを使い分ける手間がなくて楽だと思いません?例えば私がFacebookのアカウントでAさんのTwitterアカウントをフォローすると、私のFacebookのTLにAさんのTwitterの投稿も流れてくる、みたいな。
正確ではないかもしれませんが、すっごく簡単に言うと、そういうことが出来るのがFediverse(分散型SNS)です。
色々なSNSがあるけど、自分の所属しているサービス以外のアカウントもフォローできるというのが、Fediverseの特徴の1つです。
FacebookやInstagramなどのように1つの企業が中央集権的に管理するのではなく、様々なサービスが存在しそれらが共に繋がり合っている、分散化・分権化のSNSが、Fediverseです。
詳しくは、、、ネットで調べてください。もっと詳しく、もっと分かりやすく説明している記事があると思います…
Fediverseについてもう少し
これから、Fediverseについて語る上で、もう少しだけ解説を。
(込み入った仕組みとか機能とかの話をするので、そんなつまらん話聞いてたら寝てしまうわ、という方は次のセクションまで飛ばしてください。次からの方が読んでほしいので)
例として、Aというサービス(サーバー)とBというサービス(サーバー)があるという状況を想定してみます。
中央集権的な(従来の)SNSでは、Aというサービスのアカウントは、A内の人しかフォローできません。しかし、FediverseではB、Cなど他のサービスのアカウントもフォローすることが出来ます。このようにサービスを横断するようなフォローを「リモートフォロー」と呼びます。(これが出来るのがFediverseの特徴)
また、Fediverseのサービスの代表的なものとしてMastodonやMisskeyがあります。といっても、MastodonというSNSがあるのではありません。Mastodonはあくまで「枠」のようなもので、その枠を使って、色々な人が各々SNSを管理・運営しているというイメージです。Misskeyも同様です。(よく分からなかったら飛ばしてもらって結構です)
Mastodonだと、mstdn.jp、mastodon.social、mastodon-japan.netなどといったサーバー、MisskeyだとMisskey.io、Misskey.cloudなどといったサーバーがあります(サーバー=1つのSNSサービスというイメージ)。そういったサーバーはそれぞれ独自のルールを定めたり、独自の機能を搭載したりして差別化を図っています。ちなみに、ここに挙げたものは代表的なものであり、他にもサーバーは無数に存在します。
MastodonやMisskeyを使用したサーバーは、基本的にはTwitterのような使用感で、機能も大体同じ様な感じです。大きな違いとして、Mastodon・Misskeyを使用したサーバーの中には、LTL(ローカルタイムライン)があるものが存在している点が挙げられます。LTLとは、そのサーバーのアカウントの投稿が全て流れてくるタイムラインのことです。ですから、参加者が多いサーバーのLTLはとんでもないスピードで流れていきますし、海外の方の参加しているサーバーでは外国語の投稿も流れていきます(言語フィルターをかけることも可能ですが)。そして、そのLTLは往々にしてほぼチャット欄のように使用されます。つまり、LTL上でユーザー同士が会話をするのです。
ちょっと分かりづらいと思うのでこれも少し例を見てみます。Aさん(食いしん坊)とBさん(痩せてる)が同じサーバー上のアカウントを持っているとします(雑な仮定だな)。Aさんが焼肉の写真を投稿します。BさんはLTLを見ているとAさんの焼肉の写真が流れてきます。Bさんは「焼肉美味しそう。僕も食べたいなぁ」と(投稿の返信でもなく@宛先をつけることもなく、普通に)投稿します。AさんはLTLを見ているとBさんの(前述の)「焼肉美味しそう」投稿が流れてきたのを見て「あぁ、美味しかったよ。ちなみにこれはラム肉だよ」と(同じく普通に)投稿して…
という感じです。みんなが見ているLTL上で、複数人で普通に会話が行われています(もちろん会話の間にも他の人の関係ない投稿は挟まります)。実際のLTLはこんな感じ
他のSNSではLTL文化に馴染みがないのでびっくりします。ちなみに、LTLのないサーバーもあります。
他にも、(主にTwitterと比べた)Mastodon・Misskeyの特徴として、投稿の文字数上限が高いサーバーが多い(上限数百字~数千字のサーバーが多いよう)、テーマのあるサーバー(ボカロとかゲームとか)が存在する、などがあります。
Threadsとの関係
昨年、MetaがTwitterのような短文投稿型のSNS「Threads」を公開しました。Instagramのアカウントでログインする仕組みになっていることもあり、私の知り合いも何人か登録して使用しているみたいです。
ThreadsはMeta社がやっているので、中央集権的で、Fediverseとは繋がれない…と思いきや、実は近いうちにThreadsがFediverseに参入するとされています。
実際に、Threadsの投稿を他のFediverseのサーバーで見られるテストなども行われているようで、どうやらThreadsのFediverse参入は現実になりそうです。
ただ、Threadsとの通信を許可するかどうかは各サーバーの管理者の決定に委ねられています。鯖缶(サーバーの管理者のこと)が「うちはThreadsとは通信しません!」と言ったらそのサーバーではThreadsとつながることは出来ません。
もし、Threadsとの通信を許可してくれたら、Threadsで投稿している私のけん玉仲間などと繋がれていいなぁと思っています。
今はまだFediverseでThreadsと繋がることは出来ませんが、近い将来Fediverse上でThreadsと繋がることが出来る可能性がある!とお伝えしておきます。
妄想
プレイヤーがFediverseに参入するシナリオ(案)
はい、ここまでが前置きです(長いよ)
ここからが私の書きたかった妄想セクションとなります。
私の妄想、というか願いは、「スキルトイプレイヤーやジャグラーなどが、Fediverseに参加してくれないかなぁ~」というもの(なぜこんな願いを持っているかについては次回作にて)。
ということで、プレイヤーたちがFediverseに参加する過程として有り得そうなシナリオを考えてみます(これもそこそこ長いので、小括で短くまとめてあります)。
まずプレイヤーのFediverse参加のきっかけとして考えられるのは、現在多くのプレイヤーが使用しているTwitterに何かしらの仕様変更が加えられることです。これまでも散々「Twitter有料化!?」などと騒がれていましたが、結局ユーザーの多くはTwitterに残ったままです。ただ、そのように不安になるようなことが起こるのなら、Fediverseに移ってしまえばいいのではないかと思っています。仕様変更で不安になるのは中央集権的なSNSならではのことです。分散型・分権化SNSのFediverseでは、気に入らない仕様変更があれば、他のサーバーに移るということが可能です(フォロワーを引き継ぐことも可能みたい)。一つ一つのサーバーの規模は小さいですが、中央集権的なSNSよりある意味安定してSNSを続けることが出来るのではないかと思っています。(プレイヤーはSNSを他のプレイヤーとの連絡手段として使うことがあるので、継続性・安定性というのはSNSを使う上で大事な要素だと思います)。
まぁ、そんなこんなでTwitterにいるプレイヤーたちにFediverse移行の機運が高まるのではないかと。そうしたら好きなサーバーにアカウントを作ることになります。この時のポイントは「LTLのないサーバー」にアカウントを作るという傾向が見られるのではないかと予想していることです。というのも、LTLのあるサーバーでは、先住民の方がLTLをチャット欄のように使用して会話をしていることが多いです。そこにいきなり、よく分からない物体を投げる動画や紐を振り回す動画を投稿しまくるアカウントが大量に現れたら、先住民の方々もびっくりしてしまうと思います。それに、頻繁に動画を投稿する我々プレイヤーは、SNSにとってはサーバー容量を食う(迷惑な!?)利用者とも言えます。変に波風立てて、何かサーバーに不具合が起きたときに「あいつらのせいだ」なんて思われたくないですよね。多くのプレイヤーも同じように考えると思います。ということで、(あまり多くはありませんが)LTLのないサーバーにアカウントを作る風潮が生まれると推測しています。
アカウントを作って投稿するようになると、同じ趣味のプレイヤーをフォローしたくなってくると思います。でも、前述の妄想を前提にすると、LTLがないですから、フォローしたい人をどこで探すのか、という問題が生じます。そこで、Fediverseのハッシュタグ機能(同じハッシュタグがついていれば他のサーバーの投稿でも見つけられる)を利用して、特定のハッシュタグがプレイヤーに使用されるようになると考えられます。例えばジャグリングをする人は投稿に#ジャグリング をつけることで、他のサーバーのアカウントからもジャグリングをする人の投稿を見つけることができ、興味のある人を見つけることが出来ます。ということで、おそらくプレイヤーの中で特定のハッシュタグ(#スキルトイ、#ジャグリング、#ディアボロ、とか)が流行するのではないかと。。。
また、Twitterでいうリツイート・リポストにあたる機能(ブースト・リノートなどと呼ばれる)もあるので、フォローしている人から流れてくるブースト・リノートから、新たなお友達を見つけることも出来ます。
こうして、各自好きな人をフォローしてタイムラインを構築することで、繋がりたい人と繋がりつつ、自分の技を自慢したり、練習を記録したり、イベントの宣伝をしたりすることが出来ます。
その先の妄想(こうなってほしい)…
そして、ここからはもはや完全に私の妄想の世界なのですが、上記のようにプレイヤー界隈にFediverseが浸透してくると、ジャグリング専門サーバー、スキルトイ専門サーバーなどを立ち上げたいという機運が高まってくるのではないかと思います。ジャグリングならジャグラーしかいないサーバーを作ることで、LTLを眺めているだけでも楽しい・インスピレーションの湧くようなサーバーになるのではないかと思います。おそらく、みんな「専門サーバーが出来たら楽しいだろうな」と思っているところに、誰か技術つよつよ・やる気まんまんマンが現れてくれて、サーバーを建ててくれるのではないかなぁ…と妄想しています。
そして、プレイヤーが一箇所に集まるようになれば、スキルトイメーカーなどの企業もそこにアカウントを作って宣伝するようになるのではないかと思います。そういった企業や個人がサーバー管理者側に寄付をすることで、なんとかサーバーが成り立つのではないかなぁ…と思っています。
小括
ということで、すごくまとまりがない文章になってしまいましたが…
まとめると、プレイヤーがFediverseに参加するシナリオとして考えられるのは、
①Twitterに何かしらの問題や議論が起きる
②プレイヤーがFediverse、特にLTLのないサーバーに参加する
③プレイヤーであることを示す特定のハッシュタグ(#ジャグリング、など)が使われるようになる
④ハッシュタグやブースト・リノート機能(リツイートのようなもの)により、プレイヤー同士フォローするようになり、現在のTwitterと同様のタイムライン(HTL)を構築
⑤LTLの無いサーバーでスキルトイ・ジャグリングをする人増える→そういう人だけ集めたサーバーのLTL楽しそうってなる→スキルトイ・ジャグリングサーバーができる!?
⑥メーカーなどの企業もアカウントを作るようになる!?
というものです。
Fediverse参入のメリット・デメリット
とは言うものの、やはり新たに知らないサービスにアカウントを作って、そこに拠点を移すというのはなかなかハードルが高いこと。
Fediverseに参入するのに大きなメリットがないと、みんなは参入しないと思います。
ということで、ここでは(現在のTwitter(X)と比べた)Fediverse参入のメリット・デメリットを考えてみます。
メリット
①分権的・分散型なので、サービスが終了しても他のサーバーに引っ越すことが出来る
中央集権的なSNSだと、そのサービスが終了したらその時点でフォロワーなどとの関係も完全に消え去ってしまいます。しかし、Fediverseは分権的・分散型SNSなので、仮に自分の所属しているサーバーがサービス終了してしまっても、他のサーバーへ引っ越すことが出来ます。この際、フォロー情報を引き継ぐことが出来るそうなので、それまでのフォロワーとの関係を継続することが出来ます。
②他のサーバーの人とも繋がれる
中央集権的なSNSでは、対面での交流の場面で「Twitterやってますか?」「ごめんなさい、Facebookしかやってないんです」となったら、その二人はSNS上でつながることが出来ません(どちらかの人がアカウントを増やさない限り)。Fediverseでは、基本的にはFediverse上のどのサーバーのアカウントともつながることが出来るので、(Fediverse上にアカウントがあれば)サーバーの違いを気にすることなく交友関係を発展させられます。
③一つの投稿に書ける文字数が多い
私みたいに短文で簡潔に分かりやすくまとめるのが苦手な人(今がまさにその状況)にとって、最大のメリットだと思うのが、文字数上限です。Twitterは一つの投稿に140字が上限です。Fediverseの場合、サーバーによって文字数上限は異なるのですが、500文字~3000字くらいが多いです。気づいたこと、思いついたことなどをメモ代わりに書き散らす用途にも使えて便利だと思います。
デメリット
①全文検索機能が弱い
詳しくはネットで調べていただきたいのですが、とにかく結論だけお伝えすると、Fediverseの中のサービスであるMastodonは、Twitterと比べ、全文検索機能が弱いです。全文検索をしても、全体の投稿の一部の中からしか検索されません。「ペン回しに興味が湧いたから『ペン回し』と検索してみよう」ってしても、全ての投稿の中からは検索できないんです。
でも、ハッシュタグ検索を使えば、特定のハッシュタグのついた投稿全ての中から検索ができるみたいです。そのため、ハッシュタグが頻繁に使われているようです。
②サーバーが閉鎖される可能性がある
Fediverseのサーバーは、企業が運営しているものから個人が運営しているものまで、規模も運営状況も様々です。(個人運営・小規模の場合は特に)サーバーのサービス終了(閉鎖)ということもありえます。
そのようなリスクを考えると、比較的安定していそうなサーバーを選択するのが良さそうですね。また、仮に閉鎖されるとなっても、先に述べた通りフォロワーリストを引き継いで他のサーバーに引っ越すことも出来ます。←Fediverseのいい点。フォロワーとの連絡手段・関係が断たれないっていう安心感がいいですよね。
③(現段階では)フォローしたいアカウントが少ない
これが最大のデメリットですかね。要するに「みんながやっていない」という問題。
友達がFediverseのサーバーに参加していないからフォローしたい人がいないとか。また、公式アカウントも少ないので、例えばTwitterでアニメの公式アカウントをフォローして情報を得ている人は、Fediverseでも同じことが出来るかと言ったら、おそらく不可能です。
友達がFediverseにいない問題については、まさに今私がそれに遭遇しているのでこのような記事を書いているわけです。この記事を沢山の人が読んでFediverseに参加してくれますので(!?)少々お待ちください。
また、公式アカウントの問題は…どうしようもないです。。。Fediverseに来てくれることを期待しつつ、それまでは情報収集ツールとしてTwitterも併用するという方法が考えられます。ただ、みんながFediverseに参加するようになれば、公式アカウントもFediverseに来てくれるかもですね。
今後は、情報収集と宣伝にTwitterを使いながら、つぶやきはFediverseを使うという運用方法にしてもいいんじゃないかなと思っています。
ThreadsがFediverseに参入したら、フォローしたいアカウント少ない問題は、少しは解消されそうですね。というか、私はけん玉仲間がThreadsにいるので、早くFediverseと繋がってくれないかなと思っています。
つづく…
はい。なんだか上手にまとめられず、とても長くなってしまいました。
でも実は私、もう一つ書きたいことがあるんです。
それが、「Fediverseの始め方」的なこと。
本当はサクッと上記の内容をまとめて、「Fediverseの始め方」を続けて書こうと思ったのですが、ちょっと長くなりすぎました(書いている方もちょっと疲れました)
ということで、
つづく…
(このブログで初めての展開だ…!)
追記:ホントに続編が出ました。
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