新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。ブログ主のなおなりです。
さて、早いものでこのブログ「趣味の鎌足」開設から(大体)1年が経ちました!おめでとうございます(←誰も言ってくれないであろうから自分で言っちゃうスタイル)
まさか続くとは思わなかったので、嬉しい限りです。
ということでこのブログの1年間の軌跡を(あるいは飽き性なのに1年間続いたという奇跡を)振り返ってみたりしつつ、
せっかく節目の機会ですので、1年間ブログをやってきて書きたかったこと、ベグレリを始めてから思ったことなど、「書きたかったけど1本の記事にするほどのものでもない」ものも含めて全部無秩序に書きなぐっていきたいと思います。
本ブログについて(過去記事を振り返る)
このブログは、1年前の年末年始休みの時に立ち上げました。一番初めに自己紹介みたいな記事を書いたなと思って見てみると…ありました。12月28日だそうです。あまり覚えていないですが、年末帰省していて暇だったからブログを立ち上げてみた、みたいなノリだった気がします。
今使用しているブログサービスは、Googleの提供している「Blogger」というもの。日本ではあまり使っている人がおらず、色々と設定に手こずった覚えがあります。(当時は外部テーマQooQを使用していました)
そして、手こずりながらもなんとかブログとしての形を整え、まずはじめに取りかかった作業がnoteの記事のブラッシュアップ。
そうそう、私、元々noteをやっていました。
noteでは、Instagramの投稿の埋め込みなど、やりたいことが出来ないことが多く、ブログを立ち上げるに至ったのです。noteで一番多くの方に見ていただいているこちらの記事をブログでブラッシュアップしたりしました。
その後、ブログのテーマ(テンプレート)を変えたり、ベグレリだけではなくて色々な記事を書いたり、毎月恒例企画ができたりと、(順調にPV数を減らしながら)なんだかんだで1年間続きました。
ということで、ここからは、個人的に印象深い記事をいくつか紹介!
1.私がブログを始めた原点
こちらの記事では、私がどうしてブログを始めたのか、どうして続けているのかということについて書いています。
今でもこの考え方は全く変わっていません。「自分が楽しいからブログをやっている」「有益な内容があるように見せかけて薄っぺらな記事は書きたくない」という自分の姿勢を示した記事。迷走しかけたときは、いつもここに立ち返っています。
2.ブログテンプレートの話
ブログのデザインって、一度凝りだすと不満が次から次へ出てきて止まらないんですよね…
私もそうでした。
そんなデザイン沼から抜け出すことができたきっかけを綴った記事。
この記事を書いたときから今までずっと、ふじやん氏のF-lightというテーマを使わせていただいています。
そして、ダークテーマ対応ブログカードの導入方法まで教えていただきました。
私がBloggerで快適にブログを書くことができているのはこの方のおかげです。そんな当時の気持ちが書かれています。
F-lightは今も更新が続いていて、本ブログもできるだけそれに合わせて導入したい部分を導入させていただいています。
3.ベグレリのある技についてひたすら書きまくった記事
今や私の得意技(?)になりつつあるバタフライという技について書いた記事。
実際記事を見ていただければ、何となく私のバタフライに対する熱量を感じていただけるかと思います。
実はこの記事、海外のスリンガーが翻訳機能を使って読んでくれたらしく、「ちょっとコツ掴めたわ、ありがとう!」ってコメントとともに動画をDMで見せてくれたという、嬉しいことのあった記事でもあります。
実は続編もあったりします。
4.大好きなコンテンツを勝手に補完(!?)
Global Kendama Network(GLOKEN)10周年の記念誌を読んで感銘を受けたので、そこで言及されていた動画をまとめたという、マニアックにもほどがある記事。手元にGLOKEN10年史がないと読んでも何も分からないという、ユーザビリティもへったくれもない記事ですね…
ただ、これを書いて個人的には満足ですし、もし手元に10年史がある方は、内容をよりリアルに感じるためにもちょっと見てみて欲しい。
(そして、もしお手元に10年史がない方は、ぜひ手にとってみて欲しい)
5.けん玉への不満(?)を解消することを試みる、非常に実験的で有用な記事
けん玉の技に関して、世界一周よりヨーロッパ一周のほうが難しい、というおかしな状況を打破するための記事。
現在のけん玉の技名について分析した上で、それに関する問題点を整理し、解決策を提示するという、もはや論文とまで言えるのではないか…
嘘ですごめんなさい。ふざけています。全力でふざけている記事です。結構書くのが大変でしたが、ずっと楽しく、ニヤニヤしながら書いていました。
6.毎月恒例になった「勝手にClip of the Month」
毎月、いいなと思ったベグレリ動画を紹介する企画。世界中のスリンガーさんたちが毎月いい動画を生み出し続けてくれているおかげで成り立っています。
ちなみにこの企画のサムネイル、2ヶ月に一度背景画像を更新しているの、気づきましたか?
実はこれ、全部私が自分で撮影した写真を使用しているんです。カメラを持ってお散歩するのが好きな私の完全自己満足サムネです。
カタクリの花だったり、彼岸花だったり、紅葉だったり、その時期上手に撮れた写真を活かす機会になっています。
ベグレリ界隈について
ベグレリを始めて2年半ほど。ありがたいことに国内外のベグレリプレイヤーとSNSを通じて交流させていただいてきました。一部直接お会いできた方もいますが、ほとんどはSNS上、主にInstagram上での交流です。自分の情報収集にはDiscordのベグレリチャンネルも見ていますが、ガチネイティブの英語に飛び込む自信がなく、見る専。。。
そんなベグレリ界を見てきて、最近強く思うようになったことがあります。
それが、ベグレリ界隈は、凄く謙虚だということ。そして向上心に満ちあふれているということ。誰にでも優しく、みんなで楽しもうという雰囲気で満たされているということ。
端的に言うと「民度が高い」。
これ、本当にすごいことだと思うのです。
私はこれまで、色々な界隈に足を突っ込んでは引っ込めてみたいなことをやってきました。大体どこにも凄く優しい人もいれば、一癖二癖ある人もいたりします。勝ちに固執した「俺が俺が」系の人もいます。ひたすら実績ばかり求める人(経歴厨?)もいます。「俺上手いだろ」系の方もいます。
そりゃ、たくさんプレイヤーがいれば色んな人がいて当然なんです。SNS見ていてちょっと嫌な気持ちになったり、考え方に違和感を抱いたりすることがあるのが普通なんです。
でも、ベグレリ界隈は、本当に民度が高い。私はそれに心底驚いています。
ベグレリ始めたての初心者にも「Nice Sling!」とコメントしてコミュニティーに引き込み、すごい動画にはみんなで「Awesome!」とシェアし、誰かが始めた技を真似して「inspired by 〇〇」をやってみたり… (これ全部私が初心者の時に経験してきたこと)
大会に積極的に初心者プレイヤーも引き込んで、プレイヤーみんなで参加し、大会入賞者を皆で称賛し、大会運営者や審査員に真摯に敬意を評して… (大会は結果が出るところなので色々と感情的になりやすい場だと思うのですが、全くそんなことがないのがすごい)
惜しくも入賞を逃した人も負け惜しみを言ったりすることなく、審査員や大会主催者へ不満や文句を言うこともなく、逆に入賞者も謙虚に感謝と他の参加者への敬意を示している…
こんな業界、他にあるでしょうか?
私が個人的にすごいなと思ったのは、大会入賞歴の扱い方です。
多くの場合、大会で結果を残したら、SNSのプロフィールにそれを書くかと思います(SlingSlam2023Champion、みたいに)。
でも、ベグレリ界隈、そういうのが全くない。決して大会の地位を低く見ているなんてことはなく、むしろ皆大会に全力を注いでいるのに、その結果をプロフィールで誇示しようとしないんです。これについて、私は界隈が「(大会結果という)”箔”の有無でプレイヤーを評価しておらず、純粋にその人を(その人の投稿を)見て評価してくれるから」という、界隈の良さに起因していると考えています。
有名な〇〇さんがやっていたから、大会チャンピオンの△△がやっていたから、AO2crewの□□さんがやっていたから、「すごい」のではなく、(肩書ではなく)本当にそのプレイを見て、プレイを純粋に評価してくれるという、界隈への信用・信頼があるのだと思っています。
もちろん私もそんなベグレリ界隈を信頼しているので(別に大会で何位だったからって自分を見て、評価してくれる人がいる)、大会結果を誇示しないようにしています。
こういったベグレリコミュニティーの雰囲気を作ってきてくださった古参プレイヤーの皆さまや、界隈を牽引しているAroundsquareには本当に感謝しかないですね。
(個人的には、aroundsquareの不満を生まない大会運営がすごく上手いと思っています。アリさんのブログでSlingSlamやSingleGripOpenの軌跡についてまとめてくださっています(SS、SGO)が、それをみていると、色々とルールや審査方法など大会の形を変化させてきていることが分かります。審査員の選定や、大会結果をどこまで公表するかなど、色々な観点から見て不満の生まない作りになっているのだと最近気づきました。そういった大会の構造が本当によくできていると思います。AO2すげぇ。もちろん、ジャッジに不満が出ないほど正確によく見ているという、ジャッジの素晴らしさもあると思います。)
大会結果について
2023年、ありがたいことにSlingSlam2023 begleri division 3rd place , SingleGripOpen2023 2nd place という結果をいただきました。
私は今まで色々と(ベグレリに限らず)大会に出場したことがあるのですが、ここまで結果を残すことができたのははじめてで、正直驚いています。
今回の記事のテーマが「書きたいことを書きなぐる」なので、本セクションは本当に書きなぐりです。
これまで色々な大会に出場したり、ごくごく稀に入賞したりしてきた経験と、SNSや対面によって色々な業界の方を見ているうちに気づいたことから思ったことを書いてみます。
これはずっと思っていることですが、
例えば私はSlingSlam2023という大会で3位になりました。これはあくまで特定の大会において3番目に良かったという評価をもらっただけですから、「ベグレリ世界3位」と表現するのは適切ではないと思っています。実際私は自分よりベグレリが上手いと思う人が3人以上(というか大量に)いますし。自分が「ベグレリ世界3位」と称することで、ベグレリを知らない人が見たベグレリ界隈のレベルの評価が下がってしまいます(コイツが世界で3番目に上手いヤツなんだぁって思われてしまう)。世の中には経歴詐称ともとれるような表現方法を用いて大会結果を誇示している方(スキルトイプレイヤー)もいますが、私個人的にはそういうのはその界隈の評価を二重に(経歴詐称のようなことをする人が覇権を握っている+その人が実際に界隈トップだと誤認してしまうことによる界隈レベルの認識の下方への誤認)下げてしまう行為だと思っているので、(別にそういう人にどうあってほしいと言うつもりはありませんが、)自分はそういうことはしないように気をつけますし、そしてベグレリ界隈がそうならないように願っています。
すっごく分かりにくくなってしまった…
とにかく何がいいたいかというと、ベグレリの大会結果をもって「ベグレリ世界2位!」とか言うつもりは全く無いよってことです。だって、正しくは「SingleGripOpen2023 2nd place」だもん。そこはちゃんとしようと思います。
自己意識の変化
ベグレリが好きになっていく中で、自分の自分に対する認識にちょっと変化も現れました。
これまで、私は自分のことを「ちょっとベグレリの出来るけん玉プレイヤー」だと思ってましたし、人にもそう言っていました。
今はもう完全に「ちょっとけん玉の出来るベグレリプレイヤー」になりました。主軸が完全にベグレリに。
なんでこういう変化が起きたのかなとちょっと考えてみたのですが、この一年を通じてベグレリコミュニティーに一員として参加している実感が強く持てたことが一番の要因だと思います。
自分のことや自分の動画を話題にしてくれる人がいて嬉しくて、以前は苦手だからとできるだけ使わないように(使うときも翻訳ソフト頼み)していた英語を積極的に使うように意識した結果、コメントやらDMやらで海外スリンガーとのやり取りや情報交換ができて、楽しくなりました。今でも自分の書き英語が相手にどこまで伝わっているのかよく分からない部分はありますが、どうやら会話は成立しているっぽいです。
世界中の色んな人と関われることがこういう趣味の魅力ですが、自分の趣味の中ではベグレリがずば抜けて多くの方とのやり取りが生まれています。「自分はスリンガーだ!」っていう意識を持つようになりました。
(逆に最近けん玉をもっと上手になりたいという意欲があまり湧かなくなってきたっていうのもあるというのは内緒)
スリンガーという言葉の使いにくさ
ジャグリングをする人=ジャグラー、けん玉をする人=ダマーなどと、プレイヤーに固有名詞がついていることがよくありますが、実はベグレリもあります、
ベグレリをする人=スリンガー、といいます。
が、ここまで書きなぐってきたものを見て分かる通り、私はあまり「スリンガー」という言葉を使いません。
なぜかというと…
スリンガーという言葉は、「ベグレリ」という道具の要素が全く入っていないので、スリンガーと言ったときにベグレリを想像しにくい、という問題があるからです。
ジャグラーと言ったら何となく「あぁ、ジャグリングをする人かな?」と思えますし、ダマーという言葉にもけん”玉”の要素が入っています。
一方、スリンガーという言葉にはベグレリの要素が一切入っていません。ベグレリを知っている者同士の会話であれば何の問題もないのですが、ベグレリを知らない人がいきなり「スリンガー」という文字列を見てもなんのこっちゃだと思います。自分はベグレリをやらない人と関わることも多いので、スリンガーではなくあえて「ベグレリプレイヤー」という言葉を多く使っています。(もちろんスリンガーという言葉も使う)
そもそも、ベグレリを振ることをことを表す英語の動詞が「sling」なんですよね。そこから「sling」する人(er)で「slinger」となっているのです。slingerとは何かを分かるためには「sling」がどんな動詞なのか知っていなければいけなくて、理解の難しい言葉だと思います。ただでさえ「ベグレリ」って覚えにくい名前なのに。よく「ペグレリ」と間違えられます。確かに日本語で濁音が続く言葉って少ないから、形の似ている「べ」を「ペ」と勝手に変換してしまうことはよく分かります。
コンプレックスの克服・スキルトイの楽しさ
私はこれまでの人生、ジャグリングとかスキルトイ関係の人脈にめちゃくちゃ恵まれています(その筋の人が聞いたら本当に羨ましがるレベル)。周りにすごい人がいっぱいいるのです。これは凄くありがたいことですし、それによって他の方とは違う景色を見られた経験をたくさんしてきたので、本当に感謝しています。周りのすごい人経由でまた新たなすごい人とお知り合いになれたりとかしてきたんです。
しかし、一方で、本当に恵まれすぎているので、周囲と自分を比較し続けて(され続けて?)劣等感を感じてきたという側面もあったりします。私の場合、まず身内で半端なくすごい人がいたり、昔からの友人が世界レベルだったりして、当たり前のように成績を出していく訳です(もちろん彼らが努力を積んでいることは近くで見ている自分が一番よく知っているのですが)。自分に努力不足な面があることはよ~~~~く分かっていたのですが、一方で自分が彼らと同じだけ努力しても彼らのようになれないだろうこともよく分かっていたのです。別に部活とか仕事とかではなくあくまで趣味ですから、上手にならなければいけないとは全く思っていなかったのですが、とはいえ周囲の人たちがどんどん ”より” すごい人になっていくのを見ていると、「同時期に始めた自分は一体何してるんだろう」と思ったりもするのです。劣等感とともに趣味を続けてきたという側面もあったりしました(ただ、この趣味をやめたら自分には何も残らないと思っていたのでやめようとはならなかった)。
周囲の人間に恵まれているのは非常にありがたいのですが、逆にそれをコンプレックスに感じている側面もあったのです。
ベグレリを始めて、まず周囲に比べる人がいないので(日本のプレイヤー数少ないし)、純粋に楽しみを求めて上達することが出来ました。そして、なんかよく分からないのですが、ベグレリは自分にとても合っていました。家でガチ練ができて、指先に神経を集中させるのがいいみたいです。そして、出来るようになった技をSNSなどで投稿すると、(誰かと比較したり、肩書で判断することなく)純粋にその技を見て褒めてくださる方がいたりします。はじめて自分の中で劣等感を感じずに、ニュートラルに楽しめるスキルトイを得た感覚がしました。
そうか、これがスキルトイの楽しさなのか!ってはじめて知ることが出来た気がしました(遅い)。
まとめ(?)
はい。ということで書きたいことをひたすらに書き連ねる(大体)一周年企画でした。一貫性ないしぐちゃぐちゃだったなぁ…この記事…
こうやってまとめてみると、この一年間本当に色々なことがあり、たくさん楽しい経験をさせてもらったなぁ…と実感します。
ありがたい出会いに感謝です。
これからも謙虚に、楽しくスキルトイで遊び続けたいと思います。
今後もどうぞよろしくお願いします。
そして、もしよければ暇なときにでもこのブログを覗きに来てくれたら嬉しいです♪これからもゆるゆると気の向くままに更新していくつもりです。
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アリ
一般的には「スリングショット」かな>パチンコ玉のあれ。スリンキーは昭和の玩具なので私にとって懐かしいものです〜。小学生くらいの頃に誰かが持ってるのを見て「欲しいな〜」と思っていた記憶があります(笑)
なおなり
パチンコ玉のアレ、スリングっていうんですね!はじめて知りました!
ちなみに、階段とかでビヨンビヨンして遊ぶレインボーのバネみたいなおもちゃは「スリンキー」と言うみたいで、いろんな技もあるようなので、スリンキープレイヤーも「スリンガー」になっちゃいそうですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Zdw3rabl_kk
アリ
確かに「ベグレリプレーヤー」という方が分かりやすいし、イメージしやすいですよね。「スリンガー」はスリングする人や物全てに使えるので、ベグレリだけに当てはまらないですし。「スリング」と聞くと私はまず、パチンコ玉を飛ばすスリング(Yの字型の棒にゴム紐が付いてるやつ)を思い出すので、「スリンガー」と言うと、そっちのスリングで遊ぶ人というイメージの方が強いです〜